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RPAが話題になってから随分経過し、市場も成熟してきました。当時では珍しかった国産のRPAを扱うベンダーも増え、よりRPAの選択肢が広がっていると言えます。
一方で、選択肢が広がった分、自社の課題が明確化されていないとどのRPAの商品がいいのか迷ってしまうという状況が増えてきました。
当社もバックオフィス部門でRPAを活用しておりますが、いい機会なので他社のRPAを試しに使ってみて、RPAの中での操作感の違いがどの程度あるのかを知るため、1か月のトライアル体験を申し込んでみました!
▼トライアルを実施したRPA:ロボオペレータ(株式会社アシリレラ提供)
実際に試してもらったのは弊社バックオフィス部門と顧客サポートチームの二人。
・エクセル知識はピカ一、社内でRPAのシナリオ設計もして、使いこなしている『小川さん』
・デジタル系には一切縁はないがエクセルは少し使える『佐藤さん』
スキルという面では真逆の二人に『ロボオペレータ』を1か月間使ってみた感想をインタビューしましたのでご覧ください!
― まずは、どんな業務を試してみたか教えてください。
佐藤さん:
PC上のフォルダ内に置いてある、所定のPDFを選択し印刷をかける作業、基幹システムから対象顧客を選択して送付状を印刷する作業、この二つの作業を試しました。
― なぜその業務を選んだのでしょうか?
佐藤さん:
『派遣さんが一度聞いたらできそう』という基準で選びました。
作業ルールが明確に決まっていて、操作手順が多すぎず、その割に手間がかかる業務として思い当たったのが選んだ理由です。
また、社内システムやExcelなど、他業務でも幅広く活用されるものを取り扱うことで、『今後、RPAにどの業務まで任せられるのか』という"応用の幅"を確認したいという狙いも実はありました。
あとは、各業務の実行タイミングが重複しないという点もポイントでした。
― RPA経験者の目線から今回のトライアルはどうでしたか?
小川さん:
RPAは一度設定した後も、度々メンテナンスが必要となります。これまで、操作するシステムの仕様や現場の業務が変わるたび、ロボット設定画面の複雑な"フローチャート図"を読み解く作業が大きな負担となっていました。
ロボオペレータの設定画面は業務の流れがそのままシンプルに表現されるため、後からでも見返しやすく、手軽に修正できる点がとても魅力的でした。
― 初心者としての意見も聞かせてください!
佐藤さん:
そもそも『RPA』という言葉を聞いたのが初めてでした。
当初は「私がロボットを作成するの?」「どれだけ時間がかかるだろう」と少し焦りましたが、実際の操作画面を見てみると、すごくわかりやすく、マニュアルがなくてもなんとなくで操作することが出来ました。
RPAを触ったことがない私でも「これなら何とかなるかも」と感じられたので、誰にでも操作できるものだと思います。
難しいことは考えず、色々試してみれば "普段やっているマウスやキーボードの操作をそのままマネすることができる" ということが分かると思います。
― 苦労したところはありますか?
小川さん:
製品画面が簡潔でわかりやすく、私自身がロボット作成をする際に困った点は特にありませんでした。
強いて言えば、操作対象となる社内システムが、必ずしもロボットによる操作に最適でないようなケースもありました。例えば、最新データを一番上の行に表示されればスムーズなところを、一番下の行に表示される仕様になっている、といった具合です。
そうした場合も、答えは「人間が普段どうやって操作しているか」にありました。
「ドラッグ&ドロップしながら目的の箇所を探す」といったような"人に近い"動きができる、ロボオペレータならではの解決方法だと思います。
佐藤さん:
ロボット作成を始めてまもなく、Excelのショートカットキーを使うことで更にスムーズに操作を設定できることに気づきました。調べてみると今まで知らなかったショートカットキーが沢山あり、その勉強に少し時間を割きましたが、結果的に今後のロボット作成時に活かせる知識となりました。
またロボットの設定に行き詰まったり、機能の使い方が今一つ理解できなかったりした際は、サポートデスクに相談し、すぐに解決することが出来ました。
エクセルに知識があったほうが、もっとスムーズにロボットの作成ができたと思います。
― 実際使ってみての気づきはありましたか?
小川さん:
まずは、画像マッチングの精度の高さには驚きました。
PCのデスクトップ上のアイコンの場所が変わっても、問題ないことやあいまい設定も可能なので、とても使い勝手は良かったです。
リスト(エクセル)を使って繰り返し処理をする業務のロボット作成は非常に簡単でした。
CSVをインポートする必要もなく、設定も非常に簡単でした。
図形を組み合わせるフローチャート型だと苦手な人もいますが、ロボオペレータのような文章に近いコマンド型だと扱いやすい人も多いと思います。情報システムの人とかならフローチャート型に慣れているかもしれませんが、それ以外の人だと中々慣れていないので難しいと思います。
私は分かりますが(笑)
佐藤さん:
私が行っているサポート業務は「今まではこうだったけど次からはこう」みたいなフローの変更もたびたびあります。そういった場合もロボオペレータは簡単に修正ができるので、今の業務にとても合っていると感じています。
このロボオペレータは、誰にでも操作ができると思うので、特定の人だけ使えるツールにありがちな "何かあったら〇〇さんに聞く"のような窓口が集中するということも防げて、担当者のストレスもなくなると思います。
― ありがとうございました!さいごに佐藤さんから締めの一言をお願いします(笑)
佐藤さん:
先ほども言いましたが、RPAをまったく知らない、触ったこともない、システム系に疎い私でも動かせたことに感動しました。
頭で思い描いたことをそのまま形に出来るので『もっともっと』という気持ちになり、他の業務ももっと効率化しなきゃいけないなという業務改革の踏み出す勇気に繋がったと思います。
本当に誰でも扱えるRPAだと思いますので、今まであきらめていた方々にも再チャレンジしてほしいと思います。
小川さん、佐藤さん、ありがとうございました!
決まった形がない業務ほど、効率化しても無駄になりそうで、なかなか気が進みませんが、このロボオペレータなら、様々な現場の状況に対応できるのでチャレンジする気になれるのだと思います。
2018年くらいからRPAが注目されだし、業務の手を人からロボットへという大きな流れが出来ました。
しかし2年経った今、様々な課題も浮き彫りになってきました。
こんな状況になっていませんか?
今回の『ロボオペレータ1か月間トライアル』を通して感じたことは、市場が成熟した今だからこそ必要なRPA、いわばRPA第二世代だということです。