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パソコンの中でもノートパソコンには堅牢性が求められます。堅牢性とは、丈夫で壊れにくい設計を意味します。堅牢性の高いdynabookのノートパソコンであれば、故障の心配をせず安心して持ち運びが可能です。
この記事では、堅牢性の高いノートパソコンを法人が導入するメリットやデメリット、おすすめの堅牢性の高いノートパソコンなどについて解説します。
ノートパソコンに堅牢性が求められる理由は、持ち歩く可能性を考慮しているためです。ノートパソコンはデスクトップパソコンと異なり、バッグに入れて持ち運ぶことが可能です。持ち運ぶ際は、さまざまな衝撃がノートパソコンに加わる可能性があります。そのため、堅牢性のないノートパソコンでは故障してしまうかもしれません。
例えば、持ち運んでいた際に落としてしまった、何かにノートパソコンをぶつけてしまったなどの場合、堅牢性がないと故障につながりかねません。こうした持ち運び時の故障リスクを回避するために、ノートパソコンには堅牢性が求められます。
法人が自社のパソコンとして、堅牢性の高いノートパソコンを導入するメリットは次のとおりです。
堅牢性の高いノートパソコンは、頑丈なため壊れにくい傾向にあります。そのため、ノートパソコンにかかる修理費用を抑えられる可能性があるでしょう。ノートパソコンの修理にかかる費用は、故障したパーツによって異なります。故障したパーツによっては、数万円の修理費用が発生するかもしれません。
また、堅牢性の高いノートパソコンはテレワークの実施にも適しています。しかし、テレワークの実施によって従業員一人ひとりが支給されたノートパソコンを自宅で管理するとなると、オフィスで管理するよりも故障のリスクが高くなるかもしれません。そうしたリスクを減らすためにも、堅牢性の高いノートパソコンを支給することが望ましいでしょう。
堅牢性の低いノートパソコンの場合、衝撃によってノートパソコンが故障すると使用できなくなる可能性があります。特に営業先や打ち合わせ先など、外出先で故障してしまうと業務に大きな支障が出てしまいます。
一方、堅牢性の高いノートパソコンであれば多少の衝撃で故障する可能性は低く、故障による業務の停滞というリスクも軽減可能です。
ノートパソコンは、持ち運びできるという点が大きなメリットです。そのため、衝撃に強い堅牢性の高いノートパソコンであれば、故障のリスクを気にせず持ち運びができます。持ち運びしている最中の故障リスクが低いため、堅牢性の高いノートパソコンは自宅やコワーキングスペースにおけるテレワークでの使用にも適しているでしょう。
堅牢性の高いノートパソコンを導入することで、故障のリスクを気にせず持ち運びができたり、壊れにくいことから修理費用を抑えられたりします。一方で、次のようなデメリットも考えられます。
堅牢性の高いノートパソコンは頑丈さを実現するため、耐久性に優れた素材や設計を施しています。そのため、堅牢性の高いノートパソコンは、他のノートパソコンよりも高価になる傾向にあります。
業務で使用するノートパソコンでは、性能だけでなくデザイン面も重視したいという従業員もいるかもしれません。しかし、ノートパソコンの堅牢性を高めるためには、デザインよりも機能性の優先が必要です。そのため、堅牢性の高いノートパソコンはデザイン性を求めるよりも、堅実なデザインになる傾向にあります。
ノートパソコンの堅牢性を高めるためには、頑丈なデザイン、素材や設計が必要です。このように堅牢性を高めた結果、機種によってはノートパソコン自体が重たい可能性があります。あまりに重たいと、持ち運びができるというノートパソコンのメリットを享受できません。導入しようとしている堅牢性の高いノートパソコンの重さは、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。
堅牢性の高いノートパソコンは、壊れにくく修理費用を抑えられる、故障のリスクを気にせず持ち運びができるなどのメリットがあります。このように堅牢性の高いノートパソコンかどうかを見極める際に参考になるのが、MIL規格です。
MIL規格とは、アメリカ国防総省が定めた厳しい基準を通過したことを示す規格です。MIL規格を取得している場合、軍隊でも使用できるほどの頑丈さを誇るため、法人が使用する分には十分な堅牢性があるといえるでしょう。MIL規格では次のようなテストが実施されます。
MIL規格を満たしているかどうか知るために、ノートパソコンのメーカーホームページや資料で「MIL-STD-810」の文字を探しましょう。MIL-STD-810の文字が記載されていれば、MIL規格を満たしています。
なお、MIL-STD-810には、MIL-STD-810GとMIL-STD-810Hの2種類があります。両者の違いは改定時期です。アルファベットの順に改定されるため、MIL-STD-810Gは改定前、MIL-STD-810Hは改定後の規格です。
堅牢性の高いノートパソコンの中でもおすすめが、dynabook(ダイナブック)シリーズです。dynabookシリーズは、法人向けのシリーズも多彩なラインナップを用意しています。法人向けdynabookシリーズの堅牢性の参考として、MIL規格のテスト結果をまとめました。
テスト項目 | RJ74/KV | G83/KV | V83/HV | V83/KV | V83/HV | MJ54/HV/HU | S73/HV |
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落下テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
粉塵テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
高度テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
高温テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
低温テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― |
温度変化テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
湿度テスト | 〇 | ― | ― | ― | ― | 〇 | 〇 |
振動テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
衝撃テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
太陽光照射テスト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
法人向けのdynabookシリーズのほとんとが、MIL規格を満たす落下テストや振動テスト、衝撃テストを通過しています。そのため、持ち運び時に発生する衝撃や振動などに対して、耐久性があるでしょう。低温テストや湿度テストなどは、機種によっては実施していないテストもありますが、ほとんどのテストを通過しているところがdynabookシリーズの強みです。中でも、MJ54/HV/HUは全テストに通過しています。
参考:dynabook公式HP
https://dynabook.com/individual/mil/index.html
dynabookシリーズの堅牢性を証明するのは、MIL規格だけではありません。dynabookシリーズは堅牢性をテストするため、ドイツの認証機関であるTUV Rheinland Groupによる耐久テストも受けています。
TUV Rheinland Groupでは次のようなテストを実施しています。
dynabookシリーズはいずれのテストも通過しているため、高い堅牢性を誇ると判断可能です。
dynabookシリーズは堅牢性に加えて、バッテリーの耐久性も高いのが特徴です。例えば、dynabook G83はバッテリ駆動時間が約24時間と、1日使用していてもバッテリーが切れる心配がありません。また、高速充電にも対応しています。
法人がノートパソコンを導入するときは、堅牢性の高いノートパソコンを選ぶことをおすすめします。堅牢性の高いノートパソコンは頑丈なため、故障するリスクが少なく修理費用を抑えられる可能性があります。また、持ち運び中の故障リスクも減少するでしょう。一方で堅牢性の高いノートパソコンは、高額になったり重さが気になったりすることがあります。
dynabookシリーズは、堅牢性を示す規格であるMIL規格を取得しているのに加えて、ドイツの第三者機関のテストも合格しています。また、dynabookシリーズは、堅牢性だけでなくバッテリーの耐久性が優れているのも特徴です。