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ひかり電話は、光回線(光ファイバーケーブル)を介して通信する、NTTが提供する電話サービスです。新規でひかり電話を申し込む際には、ひかり電話とNTTフレッツ光の初期費用がかかります。
本記事では、ひかり電話を始める際の初期費用の目安や工事内容について解説します。節約のテクニックも紹介するので、ひかり電話の導入を検討している人は参考にしてください。
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ひかり電話の初期費用について、ひかり電話に関するものと、NTTフレッツ光に関するものに分けて解説します。なお、紹介している金額は2025年3月時点の情報です。また、表示価格は、特に記載がある場合を除きすべて税込です。
※参考:初期費用|NTT東日本
ひかり電話に現在利用中の電話番号をそのまま引き継ぐ場合、標準的な初期費用として3,300円が発生します。
この内訳として、ひかり電話の交換機等工事費が3,300円(同番移行工事費2,200円+基本機能1,100円)、さらに加入電話の利用休止に関する料金がかかる場合があります。なお、設置環境や条件によっては追加の工事費が必要となることもあるため、事前に確認しましょう。
NTTフレッツ光の新規契約時には、標準的な初期費用として総額22,880円が発生します。内訳は、契約料が1契約につき880円で、初期工事費が22,000円です。初期工事費は、一括払いと24回の分割払いを選べます。分割払いは22,000円を分割し、初回が3,300円程の支払い、以降月額700~800円程に分割して支払う形となります。
なお、土曜・日曜・祝日に工事を希望する場合は、工事費に3,300円が追加されます。また、年末年始期間中の工事では、通常とは異なる料金体系が適用される場合があるため注意が必要です。
ひかり電話の初期費用は、現在の契約状況によって変わります。自社の状況を考慮して、初期費用を節約しましょう。
NTTフレッツ光に加入していない場合、ひかり電話とNTTフレッツ光を同時に申し込むことにより、ひかり電話の基本工事費、交換機工事費が減額される場合があります。
ひかり電話契約時のオプションが多いと、初期費用として、それぞれのオプションに対応した工事費が必要になるうえ、月額料金もかかります。
オプションには、発信者番号を表示するナンバー・ディスプレイや、迷惑電話おことわりサービスなどがあります。契約前に各オプションの機能や必要性を検討し、本当に必要なものだけを選択することで初期費用を抑えましょう。
節約するために、平日の日中に工事を希望しましょう。工事を実施する時間帯によって、工事費用は変動するためです。以下のタイミングで工事を実施すると、料金が上乗せされる可能性があるため気をつけてください。
ひかり電話には、用途や規模に応じて選べる複数のプランがあります。それぞれのプランを解説します。
ひかり電話オフィスA(エース)は、大規模な事業所のように多くのチャネルや電話番号が必要な法人向けに設計されたプランです。このプランを契約すると、最大300チャネルまで同時通話でき、最大7,000番号まで利用できます。月額基本料金は1,210円で、ナンバー・ディスプレイなどの各種オプションが追加料金なしで利用できる、コストパフォーマンスのよさが魅力です。
ひかり電話オフィスタイプは、中小規模の法人や事務所向けに提供されているプランです。ひかり電話オフィスA(エース)と比較すると、やや小規模なビジネス環境に適しています。ひかり電話オフィスタイプは、3チャネル分の利用料が基本料金に含まれたプランです。また、月額基本料金は1,430円に設定されています。
ひかり電話A(エース)は、後述する基本プランに、6つのオプションと528円分の通話枠がセットで追加されたプランです。6つのオプションは以下のとおりです。
月額基本料金は1,650円です。
ひかり電話の基本プランは、月額わずか550円で利用できる、家庭や小規模店舗などを対象としたリーズナブルなプランです。現在使用している電話番号と電話機をそのまま利用できます。
※参考:ひかり電話|NTT東日本
ひかり電話ネクストは、インターネットを利用せず電話機能のみを必要とする場合のプランです。月額基本料金2,750円で、インターネットを使用しない分、トータルコストが抑えられています。なお、ナンバー・ディスプレイなどの各種オプションを契約する場合は、別途費用が発生します。
※参考:ひかり電話ネクスト|NTT東日本
ひかり電話の導入に必要な工事として、光回線の引き込み工事と交換機等工事について解説します。
光回線の引き込み工事とは、光回線を建物内に引き入れる作業のことです。一般的には、光回線は建物近くの電柱から引き込み、既存の電話配管やエアダクトを介して配線されます。ただし、適切な経路がない場合は、壁に小さな穴を開けて配線する場合もあります。
工事の最終段階では、部屋の壁面などに光コンセントを設置し、ルーターや電話機へと光回線を接続できるようにします。
ひかり電話の交換機等工事は、各オフィスや店舗などでなされる工事ではありません。交換機等工事はNTTの通信局内で実施される設定作業です。工事では、ひかり電話が正常に機能するように、NTTの設備に対して、各種オプションの設定などがなされます。
光回線の開通工事には、基本的に立ち会いが必要です。以下では、立ち会いが必要な理由と、不要となるケースについて解説します。
光回線の開通工事において、建物内に光回線がまだ引き込まれていない場合や、光コンセントが設置されていない場合は、原則として立ち会いが必要となります。立ち会いは契約者が原則ですが、やむを得ない場合は、契約者から事前に許可を得ている業者などでも可能です。
建物内に光回線が引き込まれていて光コンセントの設置が完了している場合や、他社の光回線サービスからの事業者変更による乗り換えの場合は、立ち会いなしで開通工事が可能なケースがあります。立ち会いが不要な理由は、建物内での物理的な工事が不要であるため、NTT局内での設定変更のみで対応できるためです。
ひかり電話の初期費用は、ひかり電話に関するものと、NTTフレッツ光に関するものに分けられます。目安として、ひかり電話では4,400円、NTTフレッツ光には22,880円かかります。費用を節約するためには、ひかり電話とフレッツ光の同時申し込み特典を利用するとともに、必要なオプションを厳選しましょう。
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